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Oil Style
揚げ物などを調理した後、使い終わった油の片付けに迷うことはありませんか? 片付け方法をきちんと知っておけば、ストレスも軽減、料理をするのも楽しくなります。そこで今回は油の片付けについての便利ワザをまとめてみました。
揚げ油の種類や食材・加熱温度・加熱時間などによって異なるので一概には言えませんが、だいたい3~4回の使用が目安と覚えておきましょう。 また、必要以上の高温での揚げ物や、揚げカスをそのままにしておくと、油のにおいや色の変化、粘度の上昇を起こし、品質の低下を早めてしまいます。 揚げ物に使った油は冷めないうちに油こし器で濾過し、油が冷えたらオイルポットに入れて、蓋をしっかり閉めて冷暗所で保存しましょう。 鍋に入れてそのままにしておくと、空気に触れやすく、ゴミや虫が入る原因にもなります。
油を、流しや下水道に捨てるのは厳禁です。以下に紹介する3つの方法で処理するようにしてください。また、油のついた食器類は、紙で拭いてから洗うようにして、できるだけ油を下水道に流さないように心がけましょう。
使い終わった廃食用油を回収して「バイオディーゼル燃料」(植物油を原料とするディーゼルエンジン用のエコロジー燃料)などへのリサイクルをしている自治体や団体が増えてきました。 まずはお住まいの自治体の回収方法を確認してみてください。
●ポリ袋の利用
ゴミ用ポリ袋やレジ袋などに新聞紙や吸収性のよい紙を入れ、冷ました油をしみこませます。気温の高い夏場などに油のしみた紙や布をそのままにしておくと、発熱して自然発火する場合があるので、水もしみこませておきましょう。 口は輪ゴムなどでしっかりととめて、生ゴミと一緒に捨てます。
●紙パックの利用
牛乳などの紙パックに新聞紙や使用済みの紙タオルなどを詰めて、さました油を入れてしみこませます。自然発火を避けるために水もしみこませます。 紙パックの口を粘着テープなどでしっかりとめて、生ゴミと一緒に出します。
市販されている油凝固剤などを利用して油を固めて、生ゴミと一緒に捨てましょう。油を加熱する際は、その場を離れないようにしてください。
揚げ油は、揚げ物をするたびに沈殿した揚げカスを取り除き、足りない分を新しい油で補う“さし油”を行うことで、多少長持ちします。
また揚げ油に使った後の油を早めに使い切るには、その都度炒め物に使う方法があります。 オイルポットからフライパンに油を注ぎ入れる際、さい箸に伝わせるようにして入れると、量の調整がしやすく、オイルポットのさし口からの油だれがしにくくなります。
おすすめの使用順番 油は、食材によって汚れやすさが違います。 牡蠣や魚、鶏肉などは素材の成分が油にうつりやすく、また衣のパン粉や小麦粉は沈むため油を汚しやすい食材です。
そのため、揚げ物をするときは、油を汚しにくい料理から順番に調理するのがおすすめです。 目安としては、 素揚げ(野菜) → 天ぷら(野菜→魚介) → フライ・カツ・コロッケ → 下味をつけた唐揚げなど の順に使うと、油を長持ちさせやすくなります。
環境への意識が高まる中、食用油の容器も紙パック容器シリーズや、プラスチックボトルの軽量化、分別しやすいラベル、キャップフィルムなど環境負荷の少ない容器・包装へと進化しています。
紙パック容器シリーズは、環境配慮型のFSC®認証紙を使用し、キャップやインキの一部には再生可能なバイオマス素材を取り入れています。 また、従来の400gPET容器と比べてプラスチック使用量を約55%削減。使用後は小さく折りたため、ごみのかさを減らせる、環境にも使う人にもやさしい容器です。
プラスチックボトルは、例えば600gエコボトルの場合、ボトル重量を従来品より20%減、潰すと容積が1/3になってかさばらずに、瓶容器キャップはボトルから簡単に取り外せて、洗浄や分別が簡単にできるのでリサイクルに出しやすくなっています。
キャップを取り外すときは、容器をテーブルなどの平らな所に置いて片方の手で容器をしっかりと支えましょう。分別線は、上から体重をかけるように真下に引くとラクに切れます。
使用後は上ブタを開けた状態で容器下部、底部、側面、肩部の順につぶし、最後に上ブタを閉めてください。
日々の生活で「使用後の油の処理」は少し憂うつに感じることもありますよね。 でも油をできるだけムダにせずに上手に使い、賢く処理する便利ワザを知っておけば、ストレスは軽減します。環境に配慮しながら、引き続き、お料理を楽しんでくださいね。