日本の皆様、こんにちは!ルイーザです。
私の南イタリアの暮らしを紹介するページが完成しました。今回は第1号です!
農園主、ルイーザさん
今は、大切なオリーブの収穫時期です!!
私の住んでいる南イタリア・プーリア州は、イタリア最大のオリーブの産地で、11月~12月はオリーブ収穫の最盛期。1年で一番忙しい時期です。オリーブ果実の収穫って、1年に1回、この時期にしかないって、皆さんご存知でしたか?
収穫のネットにちらばる早摘みオリーブ
オリーブの収穫は、すべてが終わるまで2カ月以上かかります。透き通るような青空の下で収穫されたオリーブ果実は、それはとても美しく恋するほど!
ここからは休みなく収穫が続きます。今年の農園では、最初の収穫は31番農場から始めました。「パランザーナ」という種類のオリーブです。比較的生育が早く、収穫時期が早めの品種です。
オリーブは完熟の方が、オイルがたくさん搾れるので、オリーブが熟してから収穫するところもあるけれど、私たちは、あえて早摘みの実を収穫します。それがオイルの品質を大きく左右するからこそ、私は早摘みにこだわりたいのです。
大きな木は、カッパキアトーレという熊手のような道具を使って収穫します。みな真剣です。
こんな忙しい時期ですが、農園スタッフはみんな、美しいオリーブの木にダメージを与えないように細心の注意を払って作業をしています。じっくり丁寧に収穫することで、日本の皆さんに、素晴らしいオリーブオイルを提供できると思っているからです。
収穫した果実は、コンテナに入れてから洗浄に向かいます。
収穫したオリーブ果実は品質を保つため、すぐに搾油所に運んで、半日以内に搾り、オイルになります。私たちは、農園から収穫したばかりの新鮮な有機野菜に、このオリーブオイルをかけたり、炒めたりして、オリーブの収穫を祝うんです。南イタリアは野菜の種類がとても豊富なんですよ!
今年も緑色のオリーブを選んで収穫し、健康に欠かせない、ポリフェノールが含まれる質のいいオリーブオイルが出来上がりました。このオリーブオイルでぜひ皆さんの食卓が豊かになりますように!
搾りたてのオリーブオイルは、まるでフレッシュジュース!!
【ロコロトンド朝市】
農園から車でおよそ20分ほどの場所にあるロコロトンドはロコ=丸い、トンド=街という意味で、丘の上に丸く建物が建設された街。花や緑があふれていて、様々な様式の建物が混在する白い街並みはまるで迷路のよう。朝市は活気があり、アーティーチョーク、人参、ズッキーニ、チコリ、ルッコラ、スピナータ、ナンパシヨーネなどの野菜や、イチゴ、オレンジ、バナナ、レモンなどのフルーツに、ハム、チーズ、冷凍魚、オリーブの塩漬け、ハーブなどが所狭しと並んでます。
何種類もあるチーズは切り取って量り売りしてくれます。
威勢のいいチーズ売りのおじさん
カラフルなオリーブ塩漬けも量り売りしてくれます。
葉付きのアーティーチョーク
ルイーザを使って、毎日の食卓に彩りを
どの料理も素材の味を活かし、野菜をふんだんに使った素朴で優しい風味。
イタリア人は客人がきても、自分たちの会話で盛り上がるのが通例です。
ランチを楽しんでいる時に
「農園にあるイチジクの樹を抜いて、オリーブを植えたらどうだ?」と父が言うので
「いやよ。そんなこと言うならもうお父さんの大好きなイチジクのケーキをもう作らないわよ!」と私は笑って答えました。
パンやデザートなどにルイーザをかけて普段の食事を特別なものに。
[ご挨拶]
最後までお読みいただきありがとうございます。
これからも南イタリアの情報を発信していきますので、ぜひお楽しみください!