身体を動かす源となる三大栄養素として、タンパク質・炭水化物・脂質がありますが、
多くのランナーが「脂質」（＝油）を使うことを、意識できていません。

走っていて、エネルギー切れ・不足を感じるという人は、
「脂質」をうまく利用できていない事で、
知らないうちに、他のランナーたちに後れをとっているかもしれません。

食事で摂った栄養素は、エネルギー源になります。
その際、糖質は1gあたり4キロカロリーのエネルギーを生むのに対し、
脂質は1gあたり9キロカロリーと、2倍以上ものエネルギーを生み出します。

しかし、多くの人が脂質のパワーを使えていません。
いくらパワーがあっても、使えなければ意味がありませんよね。

強度の高い長時間運動のエネルギーを、糖質のみで補うのは限界があります。

フルマラソンの場合、必要なエネルギーは2,500キロカロリーほど。
しかし、体内の糖質量は約2,000キロカロリーほどしかありません。
貯蔵していたエネルギーを使い切ってしまうと、
快調に走っていたレースの後半、突如息があがってくる…といったことにも…
一方、脂質の貯蔵エネルギーは約100,000キロカロリーも。
脂質をエネルギーとしていかにうまく使うかが、
エネルギー切れ対策として重要なのです。

とはいえ、普段の食生活でココナッツやパームフルーツなどを中々食べないし、
MCTの摂取量を考えながら食事を摂るのって難しいですよね。
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