歳時記カレンダー

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ギフトの豆知識

  • お中元の基本マナー
  • お歳暮の基本マナー
  • のしのかけ方
  • お礼状の書き方
  • 挨拶状の書き方
  • 贈り物のあれこれ
  • お返しについて
  • お中元の基本マナー

    ■知っておけば安心!

    お中元のマナーについて、Q&A形式でご紹介します!

    Q1.お中元はどんな方に対してお贈りするものなのですか?

    A.日頃お世話になっている上司や仲人、両親、兄弟、親戚、友人、知人などに感謝の意を伝えるためにお贈りするのがお中元です。誰に贈らなくてはいけないという明確な決まりはありません。ですから、あなたが「感謝の心をお伝えしたい」と思う方や「元気でいて欲しい」と思う方へのごあいさつにお贈りすればいいのではないでしょうか?
    ちなみに、一度お中元をお贈りした方には、定期的に贈り続けるようにしましょう。
    仲人になっていただいた方などの場合は、3年、7年など区切りの良い時期までは贈り続けるのがいいとされています。

    Q2.いつ頃までにお贈りするのが良いのでしょうか?

    A.7月初めから15日頃までにお贈りするのが一般的です。8月にお盆を行う地域などにお住まいの方にお贈りする場合には、ひと月遅れの8月15日までにお贈りすることが多いようです。

    Q3.お贈りする時期が遅くなってしまったら、どうすれば良いのでしょうか?

    A.お中元のかわりに、「暑中御見舞い」としてお贈りするのが一般的です。目上の方へお贈りする場合には、「暑中御伺い」とするとより良いでしょう。「暑中御見舞い」「暑中御伺い」は立秋の頃までにお贈りするようにしましょう。また、立秋以降は「残暑御見舞い」としましょう。旧盆の地域でも、立秋以降なら、「残暑御見舞い」とするのが良いでしょう。

    Q4.どのような贈答品をお贈りすれば良いのでしょうか?

    A.一般的には、食品、日用品などのように、長く残らないような品物をお贈りするのが良いとされているようです。また、家族構成や好みなど、お贈りする方の状況を考慮した品物をお贈りするとより良いでしょう。季節がら、生ものなどいたみやすい物をお贈りする場合には、相手が確実に受け取ることができるかどうか事前に確認しておくようにしましょう。

    Q5.いくらぐらいの贈答品をお贈りすれば良いのでしょうか?

    A.一般的には、
    特別にお世話になった相手……5,000~1万円程度
    仲人やお世話になっている上司……5,000円前後
    親戚、知人……3,000~4,000円
    ご挨拶程度……1,000~2,000円ぐらい
    の金額が目安といわれています。また、贈られた方の負担にならないよう、高額すぎる贈答品をお贈りするのは控えたほうが良いでしょう。

    Q6.お贈りする方や自分が喪中のときはどうすれば良いのでしょうか?

    A.お中元はお祝いごとではないので、贈る側、贈られる側のどちらが喪中であっても問題はありません。お贈りする際には、のし、水引は避け、白無地の短冊に「お中元」と書くようにしましょう。四十九日を過ぎていない場合には、お贈りする時期をちょっとずらして7月15日を過ぎる場合は、「暑中御見舞い」「暑中御伺い」、立秋を過ぎたら「残暑御見舞い」としましょう。

    Q7.宅配でお届けしても、失礼にはあたりませんか?

    A.お中元は、お贈りする相手宅に直接訪問し、日頃の感謝の言葉とともに品物をお届けするのが理想的です。しかし、宅配などでお届けしても失礼にはあたるということはないでしょう。
    宅配などでお届けする場合には、感謝の気持ちを伝える手紙やハガキを別にお出しすると良いでしょう。
    挨拶状の書き方へ

    Q8.お返しはどうすればよいのでしょうか?

    A.基本的にお返しの品は必要ありませんが、いただいたらすぐ(3日以内を目安)に手紙やハガキなどでお礼の気持ちを伝えるようにしましょう。友人など、気軽なお付き合いをしている方であれば、電話やメールでお礼の気持ちをお伝えしても良いかもしれませんね。
    お礼状の書き方へ

  • お歳暮の基本マナー

    ■お歳暮について

    「お歳暮」は、お正月に祖霊(先祖の霊)を迎え御魂祭りの御供え物や贈り物をした日本古来の習わしが起源とされ、嫁いだり、分家した人が親元へお正月になると集まり御供え物を持ち寄ったのが始まりです。昔は塩鮭、塩ぶり、数の子、するめ、もちなど年越しに必要な御供え物を贈っていましたが、現代では、日頃お世話になっている方々への年末のあいさつになっています。

    Q1.いつ頃お贈りするのが良いのでしょうか?

    A.「事始めの日」というお正月をお祝いする準備を始める12月13日から12月20日までに贈ります。しかし最近では年末の忙しい時期をさけて早めに挨拶をする方も増え、11月末頃から贈られる方も多いようです。例えば関東地方では12月初旬から12月31日、関西地方では12月13日から12月31日までが良いでしょう。

    Q2.あいさつ状を同封したほうがいいでしょうか?

    A.訪問して直接渡すのが本来のマナーですが、現在では、デパートやインターネットなどを使ってお届けするケースがほとんどです。配送する場合はあいさつ状を同封するか、荷物が届くころに別に手紙かハガキをお出しするのが良いでしょう。
    挨拶状の書き方へ

    Q3.喜ばれる品物はどんなものでしょうか?

    A.家族構成や好みなど、お贈りする方の状況を考慮した品物をお贈りするとより良いでしょう。親しい間柄なら日頃から何が欲しいかなんて、こっそりと聞いておくのもいいでしょう。特に相手が何をほしがっているのかわからない場合には、食品、日用品などのように、長く残らないような品物をお贈りするのが良いでしょう。

    また、最近では、相手が選べるカタログギフトなども人気となっているようです。この場合、気をつけることは、「何がお好きなものかわからなかったので、好きなものを選んでいただける形に致しました…」などのこころのこもったメッセージを忘れないように贈ってくださいね。大切なことは「あげたいもの」より「喜んでいただけるもの」が大事なのです。

    Q4.いくらぐらいの贈答品をお贈りすれば良いのでしょうか?

    A.金額は、だいたいお中元の2~3割り増しが目安となっています。5,000円と3,000円の商品が主流。 お世話になっている度合いで選ぶのが一般的ですが、一般的には、
    特別にお世話になった相手……5,000~1万円程度
    仲人やお世話になっている上司……5,000円前後
    親戚、知人……3,000~4,000円
    を目安に、相手との関係で贈るとよいでしょうね。

    Q5.一般的にどんな方に贈るのでしょうか?

    A.日頃お世話になっている上司や仲人、両親、兄弟、親戚、友人、知人などです。誰に贈らなくてはいけないという明確な決まりはありません。近頃では、身近な人に感謝の気持ちを伝える機会としてお歳暮を贈る傾向があります。

    Q6.贈るタイミングを逃したらどうすれば良いのでしょうか?

    A.年内に間に合わなかったら、例えば関東地方では1月7日(松の内)までに、関西地方では15日までに表書きを「御年賀」として届くようにしましょう。

    Q7.お贈りする方や自分が喪中の時、どうすれば良いのでしょうか?

    A.お世話になっている方へのお礼と言う意味で、基本的にはお返しはしませんが、お礼状はできるだけ出すように心がけましょう。目上の人にはお礼の手紙を、親しい人や目下の人にはお礼の電話やメールでも良いでしょう。

    Q8.お歳暮を頂いたらお返しはするのでしょうか?

    A.お礼の気持ちは大切だよね!お世話になっている方へのお礼と言う意味で、基本的にはお返しはしませんが、お礼状はできるだけ出すように心がけましょう。目上の人にはお礼の手紙を、親しい人や目下の人にはお礼の電話やメールでも良いでしょう。
    お礼状の書き方へ

    監修:中山みゆき
    冠婚葬祭アドバイザー。
    多くの方への冠婚葬祭関連のアドバイス活動を重ね、情報発信につとめています。現在ポータルサイト「All About」で冠婚葬祭ガイドとして活躍中。

  • のしのかけ方

    ■のしについて

    昔は、物を贈るときに品物と一緒に目録をつけて贈るしきたりがありました。時代とともに目録は省略され、現在では、相手に贈り物の中身を伝えるために、のし紙の表書きを書くようになりました。「相手に何を贈るのか」伝えるためにものし紙をつけるのが、正式なマナーとなっています。ですが、時代にあった形式をとってもかまいませんので、つけなくても失礼にはなりません。

    ■のし紙の種類

    [蝶結び]

    蝶結びは何度あってもよい事、お中元、お歳暮、入学、出産など。

    [結び切り]

    結び切りは、一度きりでよい事、つまり繰り返してほしくない事に使います。結婚、弔事、病気お見舞いなど。

    [弔事]

    水引の本来の目的は、贈る品物や金包みをしっかり結びとめるという意味があります。また、けがれのないものを贈るという意味もあります。使われる色は、白、赤、金、銀、黒、黄などがありますが一色で使用する場合と組み合わせて使用する場合があります。

    慶事一般:紅白、金銀、金赤
    弔事一般:黒白、黄白、銀のみ、白のみ
    (神社への謝礼は、のし無しか白封筒)


    水引を結ぶ時は、濃い色が右に、薄い色が左にくるように結びます。紅白なら紅が右、白が左。
    金銀なら金が右、銀が左です。

    ■のしの基礎知識

    祝儀袋やのし紙の右上に紅白の折方(おりかた)がついていますね。これを「のし」といいます。のしは熨斗鮑(のしあわび)の略。鮑を伸ばして用いたことから熨斗鮑と称されました。昔は神事のお供え物として新鮮な魚介類を用いましたが、その中でも特に鮑(あわび)は重要な物でした。しかし、貴重な鮑を常に添えることができません。そこで、代わりに鮑を薄くそいだものを平らに伸ばし添えるようになったのです。そして、時代の移り変わりと共に熨斗鮑を和紙に包んだ形を「のし」と称して贈答品に添える風習が根付きました。

    ■のし紙とリボンの使い分けは?
    のし紙を贈答品にかけるのは、鎌倉から室町時代に定められた礼法です。昔から引き継がれている正式なマナーですので、一般的にはのし紙をかけます。しかし気のおけない相手ならリボンでラッピングをしてもよいでしょう。その場合は、メッセージカードをつけるとよいでしょう。ちなみにのし紙をかけた場合はリボンをかけません。
    ■外のしと内のしの使い分けは?
    のし紙をかけた上から包装紙で包んだ内のしならば、それが相手にどういう目的で品物を贈るのを開けてみるまで相手に伝わりません。どういう目的で贈ったかを一目で相手にわかるようにする場合、例えば、結婚祝いなどは外のしがよいでしょう。

    ■のしの書き方

    毛筆、筆ペン、サインペンなどを使用し、濃い墨(毛筆、筆ペン)の楷書体で書きます。しかし最近ではこだわる必要はなくなり、ボールペンや青色のペンを使ってはいけないと覚えておくとよいでしょう。

    【のし紙の上段】

    のしの上段には表書きを書きます。詳細は【表書き】をご覧ください。迷った場合は「御祝」とすればまちがいありません。

    【のし紙の下段】

    のしの下段には、表書きよりも小さい字で、贈り主の名前を書きます。

    名前の記名について、一般的なお祝いは、苗字を記載します。(同姓同名の人がいたり、苗字だけでは相手に伝わりにくい場合はフルネームで記載しましょう)

    出産(内祝)は上段に内祝い、下段に子どもの名前だけを書きます。読み仮名を入れる場合は名前の右側に小さい文字で書きます。

    連名の場合は、右側より地位・年齢が上の人から左側にむけて下位の人の順で書きます。地位・年齢の関係がない場合は五十音順に書きます。3名くらいが限度ですので、4名以上の場合は代表者の氏名を書いた左側に「外一同」と書き添えます。全員の氏名は、半紙や奉書紙またはカードなどに書いて贈り物の箱の中に入れておくとよいでしょう。

    この場合も同じで右側より地位・年齢が上の人から左側にむけて下位の人の順で書きます。地位・年齢の関係がない場合は五十音順に書きます。

    会社名を記入する場合は名前の右に少し小さめの字で。

    【表書き】
    ■贈る側としての表書き

    ・出産
    御祝、御安産御祝、御出産御祝
    ・お七夜、命名
    御祝、祝御七夜、祝命名、御酒肴料、御初穂料(神社へ:のし無しか白封筒)、命名御礼(名づけお礼)
    ・お宮参り
    御祝、お宮参り御祝、御初穂料(神社へ:のし無しか白封筒)
    ・お食い初め
    御祝、祝御食い初め、祝御食初、箸ぞろえ
    ・初節句、初誕生
    御祝、初節句御祝、祝初節句、初雛御祝(女児)、初幟御祝(男児)、初誕生日御祝
    ・七五三
    御祝、七五三御祝、御初穂料(神社へ:のし無しか白封筒)
    ・入園、入学
    御祝、御入園御祝、御入学御祝
    ・卒業、就職
    御祝、御卒業御祝、御就職御祝
    ・成人式
    御祝、祝御成人、御成人御祝
    ・長寿祝い
    数えの61才→祝還暦 寿福
    数えの70才→祝古稀 寿福
    数えの77才→祝喜寿 寿福
    数えの80才→祝傘寿 寿福
    数えの88才→祝米寿 寿福
    数えの90才→祝卒寿 寿福
    数えの99才→祝白寿 寿福
    数えの100才→祝百寿 寿福
    ■お返しとしての表書き
    ・出産、お七夜、命名、お宮参り、お食い初め、初節句、初誕生、七五三内祝、子どもの名前
    ・入園、入学、卒業、就職、成人式
    礼状が一般的です。基本的にはお返しは不要ですが、相手との関係によってお返しをします。
    ・長寿祝い
    内祝 還暦(古希・喜寿)内祝

    ■弔事

    弔事の時に用いられる不祝儀袋やのし紙に用いる水引は、黒白が一般的です。正式な水引の色は白とされていますが、いつしか黒白が定着しました。水引の本数ですが、本来、二本または四本用います。現在では市販品をみても五本、七本を束ねた水引が多くなっています。また香典の額によっても金額にあったランクの不祝儀袋を使います。たとえば、高額な金額では、高級和紙を使い豪華な装飾、銀や黒白の水引きをかけたものなど。関西地方では、「黄白」を法事で用います。

    仏式、神式、キリスト式など共通に使用できる表書きが、「御霊前」ですが、蓮の模様があるものは仏式ですので、相手の宗教がわからない場合は模様の無い「御霊前」を使用するのがよいでしょう。「御仏前」という表書きは一般的には四十九日以後の法事に用いますが、浄土真宗は葬儀でも「御仏前」とします。

    ※喪中や忌中の場合のお中元・お歳暮
    当方・先方のいずれが喪中であってもお中元やお歳暮を贈られても差し支えありません。
    ただ、四十九日を過ぎていない場合や先方が気落ちしているようなら、時期をずらして「暑中御見舞い」「寒中御見舞い」として贈る気配りも忘れずにします。

    監修:中山みゆき
    冠婚葬祭アドバイザー。
    多くの方への冠婚葬祭関連のアドバイス活動を重ね、情報発信につとめています。現在ポータルサイト「All About」で冠婚葬祭ガイドとして活躍中。

  • お礼状の書き方

    ■お礼状について

    お世話になった方に贈り物をする「お中元」や「お歳暮」。デパートなどからお届けするケースが一般的ですが、かつては、風呂敷に品物を包んで持参し、日頃の感謝の気持ちと共に手渡すのが習慣でした。
    もしあなたのところに「お中元」や「お歳暮」が届いたら、どうされますか?
    まずは、お礼状を出しましょう。相手の方に無事品物が着いたことをお知らせする意味でも大切なことなのです。電話でお礼をすませてしまう場合も多いようですが、たとえハガキでもいいのです。相手の好意に感謝する気持ちを込めて、お礼状を出すことで、相手との人間関係もよりスムーズに行くようになるかもしれません。

    お礼状の書き方のポイント

    1.まず書き出しは、季節のご挨拶。1文字必ず下げましょう。
    2.相手の近況を尋ねましょう。
    3.品物を頂いたことに対してのお礼を伝えます。
    4.日頃お世話になっているお礼を伝えましょう。
    5.親しいあいてならさりげなく、こちらの近況も報告します。
    反対にあまり親しくない場合は近況には触れない方がよい場合もあります。
    6.相手の家族に対する心遣いを入れてみましょう。
    7.結びの挨拶で、しめくくりをきちんとまとめましょう。
    本文の内容を受けて文章全体をしめくくる重要な役割を持っています。

    【参考文例】

    お中元へのお礼(義理の両親へ)

     連日暑い日が続きますが、お父様、お母様、お元気でお過ごしでしょうか。
    先日はお中元を贈っていただき、ありがとうございました。
    果汁100%のフレッシュなジュースの味わいに子どもたちはとても喜んでおります。
    ジュースを飲む子どもたちの姿を撮った写真を同封しますね。
    とってもいい笑顔で写っていますでしょう?
    また我が家に遊びにいらして下さい。
    まだまだ暑さは厳しいですが、くれぐれもお身体を大切にして下さい。

    かしこ

    ○年○月○日

    ※お礼状をハガキで出す場合は、日付は省略できますが、封書で出す場合は、日付を入れるのがよいでしょう。

    お中元へのお礼(知人へ)

     早いもので、今年も残すところあとわずかとなってしまいましたが、皆様にはお変わりもなくお過ごしのこととお慶び申し上げます。
    このたびはお歳暮のご挨拶ならびに結構なお品を頂戴いたしまして、本当にありがとうございました。
    普段何も行き届きませんのに、いつもお心にかけていただき、恐縮しております。
    いただきました名産のお菓子をさっそく家中で賞味いたしております。
    これから厳しい寒さになります、どうかお体を大切になさって下さいますように。
    まずは、お礼まで。

    かしこ

    ○年○月○日

    出産祝いのお礼

     拝啓 新緑の美しい季節となりました。その後お変わりありませんか。
    さて、このたびは、子どもの出産にお祝いを贈っていただき、ありがとうございました。
    私たち夫婦の名前から一字ずつとって「○○」と名付けました。
    私たち二人にとって初めての子どもですので、戸惑うことが多い毎日ですが、おかげさまで、母子ともに健康に過ごしております。
    頂きましたベビーウェアですが、とってもかわいくて、早速着せてみました。
    お祝い、心からお礼申し上げます。
    本日、ささやかながら内祝いの品を贈らせていただきましたので、お納め下さい。時節柄ご自愛下さいますように。

    かしこ

    ○年○月○日

    ※内祝いとして贈る時期は、だいたい生後1ヶ月前後が良いでしょうお礼状の内容もいただいた品物の感想や赤ちゃんの成長の様子などをお伝えすると良いでしょう。

    ご主人の代筆をする場合

     拝啓 いよいよ真夏らしくなってまいりました。このたびはお中元をお届け頂き心から厚くお礼申し上げます。
    日頃から何かとお世話になっておりますのに、このようなご配慮いただき、恐縮しております。
    さっそく、贈っていただきました地ビールを賞味させていただきましたが、のどごしさわやかな味わいは、何とも言えず、1日の疲れも吹き飛びます。
    主人は地ビールに目がないので、とても喜んでおりました。
    あらためてお礼申し上げます。
    暑さもまだまだ厳しい時節柄、ご自愛下さいますようお祈り申し上げます。
    まずは略儀ながら、お礼まで。

    かしこ

    ○年○月○日

    ※夫のかわりにお礼状を出す場合は、夫の名前の左横に「内」と書くようにします。

    ■豆知識 お礼状のいらない場合について
    香典返しや、お詫び、お見舞い返しなどお礼状を送るのにふさわしくない場合について

    香典返し
    香典返しにお礼状は不要です。二度とあってはならぬことに礼状を出すのは不吉・失礼という考えから、受け取る側では礼状は出しません。

    お詫び お見舞い返し
    お詫びの品物や御見舞い返しが届いたらそのままにせず、相手との関係によっては、届いたことを電話やハガキで伝えましょう。

    監修:中山みゆき
    冠婚葬祭アドバイザー。
    多くの方への冠婚葬祭関連のアドバイス活動を重ね、情報発信につとめています。現在ポータルサイト「All About」で冠婚葬祭ガイドとして活躍中。

  • 挨拶状の書き方

    ■挨拶状について

    贈り物をするときは、挨拶状を出すようにしましょう。日ごろお世話になった感謝の気持ちやどのような理由で贈るのかを相手に伝わるように書くことが基本。たとえば「お中元(お歳暮)として」「お祝いとして」など贈る理由をはっきりさせることが大切です。

    贈り主の心づかいを相手に感じていただくと、その後の人間関係がよりいっそうよい方向へと繋がるきっかけにもなりますよね。挨拶状は、品物よりも2~3日ぐらい早く相手に届くように出しましょう。電話でもかまいませんが、やはり手紙やはがきのほうが、好印象をあたえることまちがいなしです。

    挨拶状の書き方のポイント

    1.親しい知人や友人、家族への挨拶状は、形式にとらわれずに、感謝の気持ちや贈り物を選んだ理由など、素直な気持ちをこめてメッセージを添えるようにした方が、親しみが感じられます。
    2.ビジネス上の関係や目上の方への挨拶状は、前文、末文など定型的な手紙の書き方に添って書くのが一般的です。
    3.お中元やお歳暮の場合は、本来なら品物を持参して挨拶をします。
    ですから手紙を送る場合は、必ず時候の挨拶を書くようにします。それから感謝の気持ちを述べて本文に入ります。
    手紙の文末には、健康を祈ることばで結びますが、お歳暮の場合では、来る年の多幸を祈ることばとすればよいでしょう。

    【参考文例】

    お中元挨拶状→会社の上司へ

     拝啓 猛暑のみぎり、○○課長にはご健勝にてご活躍の趣、心からお喜び申し上げます。日頃は、公私にわたりいつも温かいご指導ご配慮をいただき、心から感謝しております。ささやかですが、お中元のしるしをお贈りしました。どうぞお納め下さい。今後ともよろしくお導きのほど、心からお願い申し上げます。

    敬具

    ○年○月○日

    ※挨拶状をハガキで出す場合は、日付は省略できますが、封書で出す場合は、日付を入れるのがよいでしょう。

    お歳暮挨拶状→義理の両親へ

     拝啓 寒い北風の吹く日が多くなりましたが、お義父様、お義母様には、お元気でお過ごしのことと存じます。今年も残すところわずかになりましたが、主人をはじめ子どもも私も元気にしておりますのでご安心ください。ささやかですが、お歳暮のしるしにとお義父様のお好きなフランスワインの詰め合わせをお贈りしました。お正月は伺えませんが、春休みには予定しておりますので、よろしくお願いいたします。寒くなりますので、ご健康にはくれぐれもお気をつけてください。

    かしこ

    ○年○月○日

    小学校入学祝いに添える挨拶状→知人へ

     拝啓 すっかりと春めいてきましたが、皆様にはご健勝にてお過ごしのことと存じます。ご長男の琢也君、今春小学校に入学ですね。おめでとうございます。琢也くんの成長ぶりは、いつも送っていただいたお写真で拝見させてもらい、楽しみにしておりました。お祝いの品物を考えましたが、同じ品物が重なってもいけないので、ギフト券にしました。琢也くんの希望のものを買ってあげてくださいね。ご家族みなさまの今後のご健康とご活躍をお祈り申し上げます。

    かしこ

    ○年○月○日

    高校入学祝いに添える挨拶状→姪へ

    奈津希さん、高校合格おめでとう。念願の高校に受かってほんとうによかったですね。ご両親も喜んでいましたよ。心にゆとりを持って、充実した高校生活を送ってくださいね。お祝いの図書カードを贈りますので、お好きな本を買ってください。

    ○年○月○日

    転勤に添える挨拶状
    部課一同→転勤する方へ

    淡井さん、名古屋へのご転勤、いよいよ近づいてきましたね。決断力の速さと周囲への温かい気配りができる淡井さんなら、きっと名古屋でも大きな実績をあげられることでしょう。私たち部課一同よりささやかですが、淡井さんの大好きなコーヒーがいつでも飲めるようにコーヒーメーカーをお贈りいたします。
    どうぞお体を大切に。みんなで応援しています。

    ○年○月○日

    監修:中山みゆき
    冠婚葬祭アドバイザー。
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  • 贈り物のあれこれ

    ■贈り物について、Q&A形式でご紹介します!

    Q1.年配の方への贈り物はどのようなものが喜ばれますか?

    A.身につける物ならば、色目は明るい色をおすすめします。たとえば、スカーフ・靴下など。また履き心地の良いウォーキングシューズやデイバックなども気が利いて良いでしょう。
    いざと言う時に連絡がとれる携帯電話も話題ですね。機械オンチな世代でも、液晶画面が大きくて、操作が簡単なうれしい機種なら喜ばれるでしょう。メールでお孫さんとコミュニケーションをとることもできます。
    まだまだ元気な方なら、旅行でリフレッシュしてもらうのも良いかもしれません。温泉宿でゆっくりと過ごしてもらえる旅行券などいかがでしょうか。

    Q2.独り暮らしの男性への贈り物はどのようなものが喜ばれますか?

    A.趣味や嗜好も多様化していますので、相手に喜んでもらえるような品物を選ぶのは、至難の業です。親しい間柄なら尋ねることもできますが、なかなかそうはいかないもの。ポイントとしては、相手をよく知ることです。相手の年齢、社会的立場。また好みや趣味、健康状態をよく考えて、品物を選びましょう。
    たとえば、音楽好きな方へは音楽ギフト、
    お酒が好きな方にビール券などいかがでしょうか。
    また無難に、量が多くないハム・ソーセージ・缶詰や地方の名産品など、普段なかなか手に入らないものなども良いかもしれません。
    もらって困る贈り物としては衣服。やはり好みがわからないと難しいようです。

    Q3.お祝い金の金額の目安を教えてください。

    A.
    ・出産
    身内/1万円~5万円 友人・知人/3千円~1万円
    ・お七夜、命名
    身内/3千円~5千円
    ・お宮参り
    身内/3千円~5千円
    ・お食い初め
    身内/1千円~5千円
    ・初節句
    3千円~3万円
    ・初誕生
    3千円~1万円
    ・七五三
    身内/5千円~1万円
    ・入園、入学
    身内/5千円から1万円 友人・知人/3千円~5千円
    ・卒業、就職
    身内/5千円から1万円
    ・成人式
    身内/1万円から2万円
    ・長寿祝い
    身内/1万円~10万円
    ※上記金額は、一般的な目安です。

    Q4.金券を贈るのは失礼にはなりませんか?

    A.以前は、現金や金額がわかる商品券は、ストレートに伝わるため相手を低く見るようで避けられていました。しかし、最近では、相手が好みに合わせて品物を選ぶことができ、また贈る側としても品物選びに悩む必要が無く便利であるということから、よく利用されています。
    ただし、一般的には目上の人には現金を贈ることはマナー違反ですので、現金でお礼をするケース(仲人へのお礼など)では、菓子折りと一緒に現金を添えるものとして相手にお渡しすれば気持ちが伝わり失礼にならないでしょう。

    Q5.贈り物として避けておいたほうが良い品物はありますか?

    A.昔から「縁起が悪い」などの理由でタブーとされる品物がありますが、語呂合わせなど根拠の無いことが多いようです。年配の方など気にされることも考えて、贈り物として避けておいたほうが良い品物を知っておくのもマナーです。一般的な品物としては、お茶(茶葉)などは弔事に使われることが多いため、避けるのが無難です。ただし相手がお茶好きだとわかっている場合はこのケースにあてはまりません。

    Q6.毎回同じ品物を贈っても良いですか?

    A.基本的には相手に喜んでいただく品物を選んで贈っているのですから、気にしなくて良いでしょう。「毎年楽しみにしています」というようなお返事あったら、本当に喜んでいただいていると思います。ですが相手の趣味や嗜好がわからない場合は、別の物を贈ってみて、それとなく反応をうかがってみても良いかもしれませんね。

    監修:中山みゆき
    冠婚葬祭アドバイザー。
    多くの方への冠婚葬祭関連のアドバイス活動を重ね、情報発信につとめています。現在ポータルサイト「All About」で冠婚葬祭ガイドとして活躍中。

  • お返しについて

    ■「お返し」の金額の相場と品物

    披露宴に招待しなかった方へのお返しは、半返しが基本です。
    遅くとも結婚式の1か月後くらいまでに贈るようにしましょう。白赤または金銀の結び切りののし紙で、表書きは「内祝」とし下段に本人たち2人の名を書きます。

    ■出産祝いのお返し

    御祝いの1/3~半分程度が目安です。
    しかし、くださった方の人数が多いと、それぞれのお祝いの額にあわせて品選びをするのも大変です。この場合、一律で全員に同じ品物を贈っても差し支えはありません。
    出産祝いのお礼状の書き方へ

    ■不祝儀のお返し

    お香典の1/3~半分程度が目安です。
    不祝儀はもともと、遺族の経済的な負担を軽くするものとして始まった習慣です。一家の働き手を亡くし、子供の養育費に当てるような場合は、あえてお返しをしなくても差し支えはありません。その場合は、お礼状を出すのがマナーです。

    ■快気祝いのお返し

    お見舞いの1/3~半分程度が目安です。
    金額がまちまちでも、一律の金額の品物をお贈りしても差し支えはありません。会社関係で部課からという場合は、「○○課御一同様」としてお菓子などを贈る場合が多いようです。退院や床上げ後、10日ぐらいが目安です。贈る品は、病気が残らないようにということで、お菓子類(クッキー・チョコレートなど)、石鹸、タオルなど消耗品が一般的です。お礼状を添えることも忘れずに。

    ■初盆のお返し

    地域・宗派によってかわる事もありますが、一般的には法要後に会席の席をもうけます。また出席人数に合わせて引き物(手土産)を用意します。
    品物は実用的なもの、長く残らないもの、例えば「のり、タオル、お茶、石鹸、食用油」などが一般的に用いられます。
    また、法要に出席されないで「御供物」などを頂いた方にも同じように「のり、タオル、お茶、石鹸、食用油」など引き物を渡すと良いでしょう。
    お供えとして現金をいただいた方には、1/3から半分程度を目安に引き物を渡します。
    黒白または銀色の結び切りののし紙で、表書きは「租供養」「志」とします。

    ■連名の頂き物へのお返し

    グループなどで頂いた場合は、お菓子など全員に行き渡るような品を選びましょう。

    ■「お返し」のいらない場合

    贈られた側がお礼でいただいたり、災害・火事など大きな出費のあった場合、子どものお祝いでいただいた時には「お返し」はしません。しかし品物で返さなくても感謝の気持ちを込めて、お礼状を出すのがマナーです。親しい間柄でしたら電話でのお礼でも良いでしょう。

    ■子どもの成長に対するお祝いのお返し

    出産祝いを除いて、入学、卒業、成人などのお祝いは主に身内のお祝いなので、基本的にはお返しはしなくて良いです。ですが、子ども本人に直接お礼の電話をさせたり、手紙を書かせたりしましょう。小学生なら電話で、中学生以上ならできるだけ礼状を送るように。また儀礼を大切にされているご家庭では、お返しに実用品を贈られても良いでしょう。

    ■お歳暮・お中元のお返し

    目下から目上に感謝の気持ちを伝えるものなので、贈られた側からのお返しはしなくても良いです。その場合はきちんとお礼状を出すのがマナーです。

    ■災害・火事見舞いのお返し

    災害見舞いのお返しはしません。
    生活が落ち着いたらお礼状や、直接お礼のご挨拶に伺うようにします。お礼の品を持参する場合は、無地の短冊に「粗品」「御礼」とします。火を出してしまったときには、お詫びの挨拶をします。品物を持参する場合は、無地の短冊に「御詫び」「お詫び」「粗品」とします。お見舞いのお返しは基本的にしなくて良いです。

    ■ 栄転・昇進・転勤祝いのお返し

    昇進・栄転祝いのお返しはしません。
    新しい部署などについたときに知らせる挨拶状などにお礼の言葉を添えれば良いでしょう。また、個人的にお世話になった方から頂いた場合はお礼状を出すのがマナーです。 転勤で餞別を頂いた場合もお返しは基本的にしなくて良いです。お礼状を出すのがマナーです。また、金額的に多く頂いたと思う場合は、転勤先の名産品(銘菓)などを礼状と一緒に送ると良いでしょう。

    ■ 陣中見舞いのお返し

    お返しは基本的にしなくて良いです。
    結果がでたり行事等が終了したら、結果報告をかねてお礼状を出します。また礼状のかわりに電話で報告されても良いでしょう。
    ※陣中見舞いとは
    選挙運動、受験勉強、スポーツの合宿、芝居や催し物の練習、舞台などの際、激励するために、現金やお菓子、花束などを贈ること。

    ■ 引越し祝いのお返し

    ご近所の方などからお餞別をいただいたり、送別会をしていただいた場合のお返しは基本的にしなくて良いです。
    新しい場所での生活が落ち着いた頃にお礼状を出しましょう。特にお世話になった方には2千円から3千円ぐらいを目安にその土地の名産品などを贈る事も良いでしょう。その場合は、紅白蝶結びののし紙で、表書きは「御礼」とします。

    ■ 新築祝いのお返し

    新築披露に招待し、おもてなしをすることがお返しになりますので改めてお返しはしません。
    ただし、招かなかった方から高価なものをいただいた場合は、御祝いの1/3から半額程度の金額を目安にお返しをすれば良いでしょう。

    監修:中山みゆき
    冠婚葬祭アドバイザー。
    多くの方への冠婚葬祭関連のアドバイス活動を重ね、情報発信につとめています。現在ポータルサイト「All About」で冠婚葬祭ガイドとして活躍中。

  • お中元の基本マナー
  • お歳暮の基本マナー
  • のしのかけ方
  • お礼状の書き方
  • 挨拶状の書き方
  • 贈り物のあれこれ
  • お返しについて

お歳暮・お中元の基礎知識

  • お中元基礎知識
  • お歳暮基礎知識
  • ご贈答のマナー
  • お中元基礎知識

    ■お中元の時期

    7月初めから15日頃までにお贈りするのが一般的です。8月にお盆を行う地域などにお住まいの方にお贈りする場合には、ひと月遅れの8月15日までにお贈りすることが多いようです。

    ■お中元の基本マナー(Q&A)

    Q.お中元はどんな方に対してお贈りするものなのですか?
    A.日頃お世話になっている上司や仲人、両親、兄弟、親戚、友人、知人などに感謝の意を伝えるためにお贈りするのがお中元です。誰に贈らなくてはいけないという明確な決まりはありません。皆様が「感謝の心をお伝えしたい」と思う方や「元気でいて欲しい」と思う方へのごあいさつにお贈りするとよいと思います。

    Q.お贈りする時期が遅くなってしまったら、どうすれば良いのでしょうか?
    A.お中元のかわりに、「暑中御見舞い」としてお贈りするのが一般的です。目上の方へお贈りする場合には、「暑中御伺い」とするとより良いでしょう。「暑中御見舞い」「暑中御伺い」は立秋の頃までにお贈りするようにしましょう。また、立秋以降は「残暑御見舞い」としましょう。旧盆の地域でも、立秋以降なら、「残暑御見舞い」とするのが良いでしょう。

    Q.どのような贈答品をお贈りすれば良いのでしょうか?
    A.一般的には、食品、日用品などのように、長く残らないような品物をお贈りするのが良いとされているようです。また、家族構成や好みなど、お贈りする方の状況を考慮した品物をお贈りするとより良いでしょう。季節がら、生ものなどいたみやすい物をお贈りする場合には、相手が確実に受け取ることができるかどうか事前に確認しておくようにしましょう。

    Q.お贈りする方や自分が喪中のときはどうすれば良いのでしょうか?
    A.お中元はお祝いごとではないので、贈る側、贈られる側のどちらが喪中であっても問題はありません。お贈りする際には、のし、水引は避け、白無地の短冊に「お中元」と書くようにしましょう。四十九日を過ぎていない場合には、お贈りする時期をちょっとずらして7月15日を過ぎる場合は、「暑中御見舞い」「暑中御伺い」、立秋を過ぎたら「残暑御見舞い」としましょう。

  • お歳暮基礎知識

    ■お歳暮の時期

    正式には「事始めの日」というお正月をお祝いする準備を始める12月13日から12月20日までに贈るものでしたが、最近では年末の忙しい時期をさけて早めに挨拶をする方も増えているようです。関東地方では12月初旬から12月31日、関西地方では12月13日から12月31日までが良いでしょう。

    ■お歳暮とは?

    「お歳暮」は、お正月に祖霊(先祖の霊)を迎え御魂祭りの御供え物や贈り物をした日本古来の習わしが起源とされ、嫁いだり、分家した人が親元へお正月になると集まり御供え物を持ち寄ったのが始まりです。昔は塩鮭、塩ぶり、数の子、するめ、もちなど年越しに必要な御供え物を贈っていましたが、現代では、日頃お世話になっている方々への年末のあいさつになっています。

    ■お歳暮の基本マナー(Q&A)

    Q.あいさつ状を同封したほうがいいでしょうか?
    A.お歳暮の品を配送でお届けする場合はあいさつ状を同封するか、荷物が届くころに別に手紙かハガキをお出しするのが良いでしょう。

    Q.お歳暮はどんな方に対してお贈りするものなのですか?
    A.日頃お世話になっている上司や仲人、両親、兄弟、親戚、友人、知人などです。誰に贈らなくてはいけないという明確な決まりはありません。近頃では、身近な人に感謝の気持ちを伝える機会としてお歳暮を贈る傾向があります。

    Q.喜ばれる品物はどんなものでしょうか?
    A.家族構成や好みなど、お贈りする方の状況を考慮した品物をお贈りするとより良いでしょう。特に相手が何をほしがっているのかわからない場合には、食品、日用品などのように、長く残らないような品物をお贈りするのが良いでしょう。

    Q.贈るタイミングを逃したらどうすれば良いのでしょうか?
    A.年内に間に合わなかったら、例えば関東地方では1月7日(松の内)までに、関西地方では15日までに表書きを「御年賀」として届くようにしましょう。

    Q.お贈りする方や自分が喪中の時、どうすれば良いのでしょうか?
    A.喪中でもお歳暮は贈っても差し障りはありません。四十九日を過ぎていない場合や気落ちしているようなら、時期をずらして「寒中お伺い」や「寒中御見舞い」として贈る気配りを忘れずにして下さい。気をつけたいのは、「お年賀」として贈らないように。

  • ご贈答のマナー

    ■ご贈答のマナー

    お贈りする相手宅に直接訪問し、日頃の感謝の言葉とともに品物をお届けするのが理想的です。しかし、宅配などでお届けしても失礼にはあたるということはないでしょう。品物を持参して挨拶をするのが難しい場合は、挨拶状を出しましょう。
    時候の挨拶の後、日頃の感謝の気持ちを伝えます。品物よりも2~3日ぐらい早く届くようにしましょう。

    ■ 贈り物として避けておいたほうが
      良い品物はありますか?

    昔から「縁起が悪い」などの理由でタブーとされる品物がありますが、語呂合わせなど根拠の無いことが多いようです。年配の方など気にされることも考えて、贈り物として避けておいたほうが良い品物を知っておくのもマナーです。一般的な品物としては、お茶(茶葉)などは弔事に使われることが多いため、避けるのが無難です。ただし相手がお茶好きだとわかっている場合はこのケースにあてはまりません。